隠れキリシタンの末裔でカトリック教徒。自らも長崎の原爆で被爆しながら、昼は看護婦、夜は娼婦として戦争で病んだ人々の傷を癒すため身を捧げている。
1964年7月25日生まれ。神奈川県出身。88年「暴れん坊将軍Ⅲ」でデビュー。映画『さまよえる脳髄』(93)で初主演を果たす。『陽炎』シリーズ2、3、4(96~98)にて主演を務め、『極道の妻たち 赤い殺意』以降のシリーズ(99〜05)でも主演を続投する一方、舞台、ドラマ、CMでも活躍。ドリームワークス製作のアニメ『マダガスカル』シリーズ(05~12)の日本語吹替版の声優にも挑戦。2001年、映画『長崎ぶらぶら節』(00)で、第24回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。最近作に、主演映画『おみおくり』(18)、『犬鳴村』(20)がある。
カトリック教徒。かつての恩師・桃園とひとり娘と暮らす。昼は保母、夜は詩集を売りながら、被爆当日に辱めを受けた男・次五郎に復讐を誓っている。
1975年12月11日生まれ、大阪府出身。「mcSister」の専属モデルを経て、95年、映画『BOXER JOE』で女優デビュー。同年「沙粧妙子-最後の事件-」、舞台「地球ゴージャスvol.1 瓶詰めの地獄〜いつまでもたえることなくともだちでいよう〜」に出演。2006年、つかこうへい作・演出「熱海殺人事件 売春捜査官」で主演を果たす。以降、『極道の妻たちNeo』(13)、「トカゲの女 警視庁特殊犯罪バイク班」(17)などで活躍。最近作は、宮本亞門演出舞台「画狂人 北斎」。04年から、TOKYO HEADLINEにて「友香の素」を月一連載中。
「隠れ原爆症患者」(差別を恐れて原爆症を否定した人)として、身を潜めるように忍と暮らす。自らが戦争で犯した罪の意識に苛まれつづけている。
1969年4月3日生まれ、東京都出身。87年、「MEN'S NON-NO」専属モデルとしてデビュー後、92年に俳優デビュー。三池崇史監督『BLUES HARP』(98)、『ハッピーフライト』(08)など、多くの主演作で注目を集め、日本映画プロフェッショナル大賞新人賞を受賞。99年、初監督作『DOG-FOOD』がベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式招待される。02年には、橋口亮輔監督『ハッシュ!』で報知映画賞最優秀主演男優賞などを受賞。また、“画伯”と称される独特のイラストでアーティストとしても注目される。現在、大河ドラマ「青天を衝け」出演中。
合同市場の顔役で、娼婦たちの用心棒。原爆投下直後の爆心地で、忍と出会う。十数年後、原爆症と認定。鹿と出会い、初めて人生を見つめ直す。
1978年9月14日生まれ、広島県出身。大学在学中、石原プロ主催「1億人の心をつかむ男 新人発掘オーディション〜21世紀の石原裕次郎を探せ!〜」で、52,005人の応募者から選ばれ俳優の道へ。主な出演作は、「警視庁捜査一課9係」(06~08)、大河ドラマ「功名が辻」(06)、「トッカイ~不良債権特別回収部~」(21)、佐藤純彌監督『男たちの大和/YAMATO』(05)、瀧本智行監督『グラスホッパー』(15)。現在、さまざまなフィールドで活躍する調布人を招く「調布人図鑑」(J:COM)にて、インタビューアーを務めている。
原爆で妻子を失い、自らも原爆症に苦しむ植字工。信仰を持たない朴訥で素朴な市民だが、忍への好意をきっかけに、信仰心にめざめてゆく。
1960年3月18日生まれ、東京都出身。80年、朝間義隆監督『思えば遠くへ来たもんだ』で映画デビュー。強面に見えて温かみのあるキャラクターを活かし、山田洋次監督『男はつらいよ 寅次郎かもめ歌』(80)、伊丹十三監督『ミンボーの女』(92)などに出演。中島丈博監督『おこげ』で、日本アカデミー賞他、数々の映画賞を受賞。主な出演作に、滝田洋二郎監督『壬生義士伝』(03)、大林宣彦監督『22才の別れ Lycoris葉見ず花見ず物語』(07)、大河ドラマ「麒麟がくる」(20)、舞台「セールスマンの死」(21)ほか多数。。
鹿の夜の客。訳知り顔の市議を気取るが、実は警察予備隊から保安隊を経て、地元自衛隊幹部になった男。内外の情勢分析は正確である。
1942年11月7日生まれ、東京都出身。61年文学座付属研究所を経て、岡本喜八監督『肉弾』(68)で主演、同年第23回毎日映画コンクール主演男優賞受賞。相米慎二監督『ラブホテル』(85)では、ヨコハマ映画祭主演男優賞を受賞。以降、相米組に欠かせない存在となる。実相寺昭雄監督との親交も深く、多くの作品に出演。また、ナレーターなど声の出演も多く、宮崎駿監督『天空の城ラピュタ』(86)のムスカ大佐でもおなじみ。「月刊美術」や「産経新聞」に美術エッセーや書評を連載中。公開予定作に、35年ぶりの主演映画となる、金子修介監督『信虎 信玄陣没!国主の帰還』が控えている。
戦後、アメリカの制度に倣い、国警(国家警察)と地警(地方警察)になった際、国警入りし、公安畑を歩む。忍をスパイと睨み、尾行する。
1970年7月21日生まれ。福岡県出身。競泳選手として、ソウル・バルセロナオリンピック2大会連続出場後、95年に劇団四季へ入団。「ヴェニスの商人」で初舞台を踏む。退団後は蜷川幸雄、宮本亞門などの演出舞台に多数出演。NHK「坂の上の雲」(09〜11)で軍神・広瀬武夫役に抜擢されて注目を集める。主な出演作は、舞台「イントゥ ザ ウッズ」(04)、「江戸は燃えているか」(18)、ドラマ「JIN-仁-」(11)、「花子とアン」(14)、「真田丸」(16)、「逃亡者」(20)、三谷幸喜監督『記憶にございません!』(19)など。
生まれも育ちも長崎の老巡査。被爆マリア像の盗難を警戒しているが、根っからのお人好しのせいか、人を疑うことが出来ない。
1964年6月19日生まれ、宮崎県出身。88年より数々の小劇場出演を経て、その後数多くのドラマ、映画、CM、バラエティに出演、唯一無二の個性派俳優として広く知られる。17年に紀伊國屋演劇賞・個人賞を受賞。主な出演作に、『元メンに呼び出されたら、そこは異次元空間だった』(21)、『縁側ラヴァーズ』(20)、WOWOW開局30周年記念ドラマ「華麗なる一族」(21)、「今ここにある危機とぼくの好感度について」(21)などがある。また、旅バラエティ「ぶらぶらサタデー タカトシ温水の路線バスの旅」に、レギュラー出演中。
合同市場を根城とする娼婦たちの元締。戦後、没落した旧家の令嬢らしく、品と貫禄がある。
1979年3月7日生まれ、香川県出身。第17回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを獲得し、93年にデビュー。ドラマ「白線流し」で注目を集め、それ以降数多くのドラマ、映画、舞台などに出演。主な出演作に、飯塚 健監督『大人ドロップ』(14)、三浦大輔監督『娼年』(18)、舞台「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」(18)、「掬う」(19)、ドラマ「GTO」(14)、「渡る世間は鬼ばかり」シリーズ(99〜)、「ドラゴン桜」(21)。
鹿の後輩看護婦。明るくふるまうが、姉を被爆した浦上天主堂で、神父や多くの信者とともに亡くした過去を持つ。
1993年11月20日生まれ、長崎県出身。06年「第11回全日本美少女コンテスト演技部門賞」受賞。‘08年NHK『バッテリー』にてデビュー。主な出演作としてドラマ、「夜行観覧車」(13)、「花燃ゆ」(15)、「トットちゃん」(17)、NHK長崎発地域ドラマ「かんざらしに恋して」(19)、映画『チェスト!』(08)、『まぼろしの邪馬台国』(08)、『育子からの手紙』(10)、『BENTHOS』(19)、舞台「2LDK」(13)、「三匹のおっさん」(15)、「里見八犬伝」(19)、「マミィ!」(21)ほか。
平和主義、原爆反対を唱える学生活動家で英語も堪能。反戦を訴えるために、被爆者の鹿をアメリカに行こうと誘う。
1989年12月4日生まれ、愛知県出身。成城大学在学中の‘09年無名塾入塾。同年「マクベス」で初舞台。その後、無名塾内外問わず舞台を中心に活動。2018年『ある町の高い煙突』では主演を務め、公害問題に立ち向かう青年、関根三郎を演じた。主な出演作は、塩田明彦監督『抱きしめたい』(14)、『NORIN TEN』(15)。19年、茨城県日立ふるさと大使に任命。
カトリック信徒。戦争で心と肉体に傷を負った義足の傷痍軍人。鹿への敬愛から、被爆マリア像の断片を密かに盗み出す。
1975年9月5日生まれ、茨城県出身。大学を卒業後、劇団ひまわりに入団。主に舞台や学校公演を中心に活動するが、2013年に劇団を退団後、映画を活動の場へ。近年の松村克弥監督作品の常連でもある。主な作品は、『天心』(13)、『サクラ花〜桜花最期の特攻〜』(15)、『レミングスの夏』(17)、『OUT ZONE』(19)、『ある町の高い煙突』(19)、『おかあさんの被爆ピアノ』(20)。
死に際に母の乳房の代わりを看護婦の鹿に求める。原爆投下後の鹿の生き方を決定づける、きっかけになった被爆患者。
1988年3月2日生まれ、長崎県出身。長崎・瓊浦高校を卒業後、09年前進座に入座。『東海道四谷怪談』、『人情話 文七元結』、『人間万事金世中』など歌舞伎の娘方を中心に演じる一方『雪月花源氏旗挙―牛若丸―』の牛若丸などの立役もこなす。狂言舞踊や子ども向け音楽劇などあらゆるジャンルで活躍する。創立九十周年を迎えた前進座第四世代の中心俳優。
坂本病院院長。外科医。貧しい原爆症患者からは治療費を受け取らず、金持ちやヤクザ者から保険外の法外な金額を要求する、時代遅れの「赤ひげ」体質。
1948年11月3日生まれ、東京都出身。「自由劇場」を経て、76年に「劇団東京乾電池」を結成。今村昌平監督『カンゾー先生』(98)で、第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞をはじめ、同年の映画賞を総なめにした。近年の出演作は、庵野秀明総監督・樋口真嗣監督『シンゴジラ』(16)、是枝裕和監督『万引き家族』(18)、山崎裕監督『柄本家のゴトー』(19)、阪本順治監督『一度も撃ってません』(20)、武正晴監督『アンダードッグ』(20)。オダギリジョー監督『ある船頭の話』(19)は、11年振りとなる主演作。11年に紫綬褒章、19年に旭日小綬章を受勲。
1963年3月19日、東京都出身。毎日映画社でドキュメンタリー、皇室アルバムなど100本近く構成・演出。88年「今なお苦悩は続く~土呂久公害70年~」で毎日映画コンクールの短編映画部門でグランプリ受賞。91年フリーに。TVドキュメンタリー多数。NHK「春待つ島に吹く風は…」、テレビ東京1993年「シコふんで!たった1人の慶大相撲部・北見主将の青春」、日本テレビNNNドキュメント「心が壊れる~リストカットに走る女たち~」などを演出。主な映画監督作品は、ヨコハマ映画祭新人監督賞受賞作『オールナイトロング』(92)、『壊れたセブンティーン~女子高校生コンクリート詰め殺人事件~』(95)、『き・れ・い?』(04)、『誰でもよかった』(08)、『天心』(13)、東京都推奨映画『サクラ花―桜花最期の特攻―』(15)、シルクロード国際映画祭招待作品『ある町の高い煙突』(19)。
1957年7月8日、北海道出身。テレビ東京12時間時代劇やミステリードラマなど多数執筆。「火曜サスペンス劇場」枠でシリーズ化された「救急指定病院」、「救命救急センター」では「死体のない(殺人がない)二時間ドラマ」を十本執筆し、ヒューマン・サスペンス路線を確立。近年は明治以降の近代史現代史に題材を置いた映画を執筆。現在も戦時の青春を描く二作品を企画準備中。
主な映画は、『女ざかり』(94)、『手紙』(02)、『ある町の高い煙突』(19)。テレビは、「助教授一色麗子」(91)、「柳生三代の剣(12時間ドラマ)」(93)、「炎の奉行(12時間ドラマ)」(97)、「京都迷宮案内」(98)、「警視庁鑑識班」(04)、「警察署長たそがれ正二郎シリーズ」(07)「神谷玄次郎捕物控2」(15)、「池波正太郎劇場 光と影」(18)など多数執筆。
1949年3月10日、東京都出身。東京都立大学在学中より若松プロで撮影助手を始める。81年に文化庁芸術家在外研修制度により渡米、ハリウッドとニューヨークで1年間、撮影技術を学ぶ。『1999年の夏休み』(88)、『風の又三郎−ガラスのマント』(89)で二度のヨコハマ映画祭撮影賞、『あひるのうたがきこえてくるよ。』(93)、『高校教師』(93)でおおさか映画祭撮影賞、『白い馬』(95)でポーランド映画祭子供審査員撮影賞、『ラヂオの時間』(97)で日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞。主な作品は、『月山 』(79)、『就職戦線異状なし 』(91)、『12人の優しい日本人 』(91) 、『ナビィの恋』(98)、『みんなのいえ』(01)、『アイデン&ティティ』(03)、『デスノート the Last name』(06) 、『春との旅』(09)、『死にゆく妻との旅路』(10)、『JAZZ爺MEN』(11)、『心に吹く風』(16)、『漫画誕生』(17) 、『一粒の麦 荻野吟子の生涯』(19) 、『山中静夫氏の尊厳死』(20)。
1955年4月25日、福島県出身。(協)日本映画・テレビ美術監督協会 副理事長。1977年東京映画と契約、その後フリーとなり、黒澤明監督『乱』(85)、杉田成道監督『優駿』(88)、堀川弘通監督『花物語』(89)、ゴードン・ヘスラー監督『兜 KABUTO』(91)、ピーター・グリーナウェイ監督『枕草子』(97)など多数の作品に美術助手、装飾として参加。美術監督として『田園のユーウツ』(01)、『七人の死刑囚』(08)、大林宣彦監督『海辺の映画館-キネマの玉手箱-』(20)。日本映画・テレビ美術監督協会80周年記念事業に際し黒澤明監督『羅生門』(50)のセットを1/10スケールで再設計、カラーで再現し「国立映画アーカイブ」他で展示する。
1960年1月29日、東京都出身。ジャズピアノを佐藤允彦に師事。現代詩をうたうバンド「DⅰVa」、ハーモニカ奏者続木力とのユニット「パリャーソ」、また父である詩人の谷川俊太郎と朗読と音楽のコンサートを全国各地で開催。80年代半ばより作・編曲の仕事をはじめ、『映画女優』(87)、『四十七人の刺客』(94)などの市川崑作品、『竜馬の妻とその夫と愛人』(02)、NHK「その時歴史が動いた」テーマ曲などを手がける。88、95、97年に日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。95年第40回アジア太平洋映画祭最優秀音楽賞を受賞。主な作品は、『竹取物語』(88)、『つるー鶴ー』(88)、『天河伝説殺人事件』(91)、『八つ墓村』(96)、『どら平太』(00)、『紅い襷』(17)、『僕は猟師になった』(20)、『おかあさんの被爆ピアノ』(20)、『のさりの島』(21)。
1950年9月8日、東京都出身。米軍基地のある町に生まれ、兵隊たちと一緒にアメリカの映画を観て育ち、高校時代はヨーロッパ映画にも傾倒。“編集は第2の演出だ”が信条。日本アカデミー賞では4度の最優秀編集賞を受賞、2009年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞している。主な作品『の・ようなもの』(81)、『いつかギラギラする日』(92)、『学校の怪談』シリーズ(95、96、97)、『金融腐蝕列島 呪縛』(99)、『おくりびと』(08)、『桜田門外ノ変』(10)、『海難1890』(15)、『こどもしょくどう』(18) 、『ある町の高い煙突』(19)、『天外者』(20)ほか。
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追悼平和祈念館では、原子爆弾による被害の実相を広く国の内外に伝え、永く後代まで語り継ぐために、様々な事業に取り組んでいます。被爆76年が経過し、「被爆者が語れなくなる時代」が近づくにつれて、被爆の実相を伝えることが年々難しくなっています。そのような中で制作された映画「祈り」は、原爆の惨禍を映像として、その後も苦しみ続けた被爆者の無念さや想いを伝えています。「長崎を最後の被爆地に!」するため、「原子雲の下で何が起こったか」を知ってください。ナガサキを知ることは、自分たちの未来を考えることです。
戦争、そして原爆は、物や肉体ばかりでなく、多くの人の“心”を深く傷つけました。この、長崎原爆を描いた異色の映画の登場人物たちはみな、心に大きな傷を持ちながらも、自らの信仰に生き、神に祈りつつ人事を尽くしながら、時代を懸命に生きています。
昨秋、試写会で本編を観賞したときに覚えた震えは、川棚での晩冬のロケを想起したからではありません。決して繰り返すことがあってはいけない時代。そのためにも、我々ひとりひとりができることを、実践するときが今、来ています。
「祈り」、それは行動です。
戦争の影をひきずった物語が語られることは少なくなった。「祈り─幻に長崎を想う刻─」になにかなつかしさを感じたのはそのせいだろうか。
戦争の影を背負い、戦後の復興からも取り残された人々──、信仰に生きる被爆者や、娼婦、やくざといった市井の人々が、この映画ではともにぐつぐつと煮えたぎってもがいている。
かれらは復興と繁栄にまっすぐに走りだすことを、どこかでためらっているようにも感じる。廃墟を撤去してしまったらなにかを失ってしまうのではないか。
戦後を生きるとは、そのような「ためらい」を生きることだったのかもしれない。 「祈り─幻に長崎を想う刻─」は私たちが見失った戦後をあらためて問いかけてくる。
映画の舞台となる昭和32年は国の被爆者援護が始まった年です。
まちの形は復興を遂げたかのように見えますが、多くの被爆者は心と体に深い傷を負い、貧困や差別に苦しんでいたことを、改めて痛感しました。
この映画を通して当時の人々の心情に触れ、被爆の実相をより深く知ってもらうきっかけになれば、と思います。